医療事務としての就職に資格が必要ないのは事実

医療事務の仕事には国家資格がありません。資格がなくても就職ができますし、「資格がなくても就職に困らなかった」という声もあります。しかし、民間団体が実施する医療事務の資格試験などが数多くあります。民間の資格はどのように就職に役立つのでしょうか?

医療事務の資格が役立つ場面とは?

受付

医師の横でカルテ作成業務のサポートをする時

医師の問いかけや患者さんの答えをカルテに記載していきますが、この時に医療行為についての知識が不十分だと、正確にカルテを記載できず何度も聞き返す結果になってしまいます。どんな症状に対してどんな処置や投薬を行うのかなど、勉強しておいたことが役に立ちます。

診察費用について問い合わせを受けたとき

医療事務の仕事の中には会計業務が含まれています。患者さんに作成したレセプトを渡したときに、かかった医療費について説明を求められる場合があります。このような時に 国が定めた医療制度の理解がないと、あやふやな回答を返すことになってしまいます。

就職や転職でも資格持ちは有利!

はじめての就職はもちろん、転職の際も、医療事務の資格を持っている方が有利になります。確かに医療事務は資格がなくても働ける仕事です。ただし、専門性が高い仕事ですので、働きながら専門用語などを身に付けていくよりも事前に勉強しておいた方が就職先の人も安心するでしょう。

医療事務にはどんな資格があるの?

医療事務は介護福祉士等とは違い国家資格がありません。そのため様々な民間団体が民間での認定試験を行っています。民間団体といっても、日本保健医療事務協会や日本医療教育財団、全国医療福祉教育協会など公共性の高い団体が実施しているものが多いです。

医療事務には資格が必要?どんな資格があるの?

事務員

医療事務の資格ごとの違いは、求める能力と学習内容!

医療事務の資格は数多くの種類がありますが、その中でも最高難度と言われるのが「診療報酬請求事務能力認定試験」です。これは診療報酬明細書(レセプト)関連の業務をこなすことに特化した試験で、レセプトを手書きで作成するといった実技試験も含まれています。レセプトの仕事をしっかりこなせるようになりたいのであれば、この資格を取得しておくのがおすすめです。

医療事務

自分の目指す働き方に合わせた資格を考えて、資格取得の勉強を!

レセプトに特化した診療報酬請求事務能力認定試験の他にも、受付業務にフォーカスした試験もあります。例えば「医療事務技能審査試験」や「ホスピタルコンシェルジュ」といった試験は患者さんに対してどういった対応をすれば良いのか問われる試験です。医療事務の仕事についたら、必ず受付業務を経験します。もしこれまでに接客経験がなく不安であるならばこういった資格を取得するのも役に立ちます。

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